はじめに
CMake Programは Visual C++等のコンパイラーで必要な Make File を作成するプログラムです。
CMake Setting for OpenCV
本稿では、OpenCVをSource CodeからVisual C++でビルドする上でのCMake Program設定手順について解説します。
Compiler Setting
先ずは、ダウンロードして、インストールしましょう。その後に起動すると、白紙状態のメニューが表示されます。そこで、次の2項目を入力します。
Where is the source code: (OpenCVのダウンロード先:e.g. e:/OpenCV/OpenCV450) Where to build the binaries: (OpenCV実行ファイルのインストール先:e.g. e:/Program Files/opencv-4.5.0/build)
「Configure」をクリックすると、OpenCV実行ファイルのインストール先のフォルダーを(未だ作成されていない場合)作成して良いかを聞いてきますので、「OK」をクリックしましょう。
実行されると今度はコンパイラーについて、聞いてきます。次の2項目を選択しましょう。
Specify the generator for this project e.g. -> Visual Studio 16 2019 (自動的に選択されている様です。僕の場合は、唯一のコンパイラーがVisual C++ですので、上記のようになります。)
Optional platform for generator(if empty, generator uses: Win32) e.g. -> x64 (使用しているCPUが「Coffee Lake」ですので、遠慮なく「x64」を選択します。)
「Optional toolset to use (argument to -T)」は空欄のまま、「Use default native compilers」は選択されたままで、「Finish」をクリックすると設定が開始されます。
Configure OpenCV
一度目の「Configure」実行後の画面は、エラーだらけで真っ赤。気にすることはありません。ここで、動作確認に必要な項目を選択しておきましょう。
BUILD チェック項目: BUILD_EXAMPLES WITH チェック項目: WITH_OPENGL
更に、もう一度「Configure」を実行してみます。エラーで赤く表示された項目を確認します。機能を停止するか、ファイル/フォルダー名を入力することで解決しましょう。解決方法が判らない場合、取敢えず「Configure」してみましょう。赤い表示が無くなれば、ラッキーです。
ここで、「Open Project」をクリックすると、Visual C++が起動されます。
まとめ
如何でしたか。本稿では、OpenCVのCMake Programでの設定手順について解説しました。最後までお読み頂き、有難う御座いました。