OpenCV 4 Installation

OpenCV 4.5.2 Update with Optional Tools

Introduction

本稿ではOpenCV 4.5.2 Updateの設定について、OpenCV Optional Toolsを追加し、CMake/MSVCを使ったインストール手順を記します。以下の項目で列記しました。

  • List of Optional Tools
  • CMake Setup
  • MSVC Build

それでは、参りましょう。

List of Optional Tools

今回のアップデートで加えられたOptional Toolsは以下の通り。

上記について、CMake設定を記します。

CMake Setup

NumPy

上記の紹介記事OpenCV Optional Tools (Part 1: NumPy & Eigen)に沿ってインストールしていると、CMakeによって「PYTHON_NUMPY_INCLUDE_DIR」は認識されている筈です。未認識の場合は、Pythonフォルダー内のNumPyの「include」フォルダーを入力しておきましょう。

NumPy Include directory for OpenCV

Eigen

上記の紹介記事OpenCV Optional Tools (Part 1: NumPy & Eigen)に沿ってインストールしていると、CMakeによって「Eigen3_DIR」は認識されている筈です。未認識の場合は、Eigenフォルダー内の「build」フォルダーを入力しておきましょう。

Eigen directory for OpenCV

Zlib

上記の紹介記事OpenCV Optional Tools (Part 2: OpenEXR, zlib, imath)に沿ってインストールしていると、CMakeによってZlibは認識されている筈です。「BUILD_ZLIB」にチェックを入れておきましょう。

Zlib setting for OpenCV

OpenEXR

上記の紹介記事OpenCV Optional Tools (Part 2: OpenEXR, zlib, imath)に沿ってインストールしていると、CMakeによってOpenEXRは認識されている筈です。「BUILD_OPENEXR」にチェックを入れておきましょう。

OpenEXR setting for OpenCV

CUDNN

紹介記事のOpenCV Optional Tools (Part 5: NVIDIA Studio Driver & CUDNN Libraries)でCUDNNはZipファイルから展開されただけですので、恐らくCMakeには認識されません。

「Ungrouped Entries」内の「CUDNN_LIBRARY」にZipファイルから展開されている「cudnn.lib」を入力します。

CUDNN_LIBRARY under Ungrouped Entries

「Configure」ボタンをクリックしますと、CUDNNはCMakeに認識されます。「CUDNN_INCLUDE_DIR」が入力されていない場合は「../cuda/include」フォルダーを入力しましょう。

CUDNN setting for OpenCV

FreeType

上記の紹介記事OpenCV Optional Tools (Part 6: HarfBuzz & FreeType)でインストールされたライブラリーファイルを登録します。

「pkgcfg」内のFreeTypeとHarfBuzzの項目にライブラリーファイルを入力しましょう。また、これらの項目にはDebugライブラリーの入力欄は用意されていませんので、追加しましょう。

FreeTypeライブラリーの入力には、「Add Entry」ボタンをクリックすると「Add Cache Entry」ウインドウが開きます。「Name:」に「pkgcfg_lib_FREETYPE_freetype_Debug」と入力して、「Type:」は「FILEPATH」、「Value:」にDebugのライブラリーファイルを入れて、「OK」ボタンをクリックしてウインドウを閉じます。

同様の作業をHafBuzzライブラリーにも行います。

FreeType Library entries under pkgcfg

次に、「BUILD_opencv_freetype」にチェックを入れ、

BUILD_opencv_freetype setting under BUILD

「WITH_FREETYPE」にチェックを入れます。

WITH_FREETYPE setting under WITH

この後、「Configure」「Generate」ボタンをクリックしてOpenCVの設定を終えた後に、「Open Project」ボタンをクリックしてVisual C++を起動します。

MSVC Build

Visual C++にてOpenCVプロジェクトが起動したところで、先ずは、Debugモードでビルドしましょう。

OpenCV 4.5.2 Build under Debug Mode

ビルドに成功したことを確認し、Debugライブラリーをインストールします。

OpenCV 4.5.2 INSTALL setting under Debug Mode
OpenCV 4.5.2 Install under Debug Mode

ReleaseモードでもOpenCVライブラリーをビルドし、インストールして、一連のプロセスを完了しましょう

Conclusion

如何でしたか。本稿ではOpenCV 4.5.2 Updateの設定について、OpenCV Optional Toolsを追加し、CMake/MSVCを使ったインストール手順を列記しました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2件のコメント

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