はじめに
本稿ではCMakeファイル作成後にVisual C++ を使って OpenCV Libraryを作成する手順を列記します。手順は以下の通りです。
- OpenCV Projectの起動
- LIBRARYの作成
- 動作確認
それでは、参りましょう。
OpenCV Projectの起動
CMakeプログラムの「Open Project」をクリックするか、OpenCV実行ファイルのインストール先「build directory」のプロジェクトファイル「OpenCV.sln」をダブルクリックすると、OpenCVのプロジェクトファイルがVC++で立ち上がります。
LIBRARYの作成
トップメニューから「ビルド(B)」➔「ソリューションのビルド(B)」の選択でライブラリは作成されます。「Debug」と「Release」モードの両方でライブラリを作成しましょう。
トップメニューから「プロジェクト」➔「プロパティ」の選択でプロパティウインドウが表示されます。ここで、「構成マネージャー(O)」から「INSTALL」にチェックを入れると、「../build/install/..」以下のフォルダーにライブラリが作成されます。「Debug」と「Release」モードの両方で「INSTALL」にチェックを入れておくと、同一のフォルダーにライブラリが作成されますので、環境設定に便利です。
「ソリューションのビルド(B)」に成功すると、「ビルド:(数字) 正常終了」が表示されます。ライブラリのフォルダーをチェックしましょう。「../build/install/x64/vc16/」以下の「/lib」と「/bin」フォルダーを確認しましょう。主要なライブラリ(calib3d, core, highgui等)が作成されていればOKです。
動作確認
「../build/bin/」以下の「Debug」または「Release」に移動します。サンプルプログラムの「example_cpp_contours2.exe」を実行出来れば、主要ライブラリの作成は完了です。
OpenCV Libraryが作成完了出来ましたら、その環境設定を行いましょう。プログラミングを行う上で、便利ですよ。
まとめ
如何でしたか。本稿ではCmakeファイル作成後にVisual C++ を使って OpenCV Libraryを作成する手順を列記しました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。