OpenCVで3D画像表示に必須の Viz 3D Visualizer は VTK Toolkit を使用しています。VTKをインストールした上で、OpenCV Libraryを作成することになります。ここでは、VTK Toolkitをインストールしましょう。
Download VTK Toolkit
先ず、VTK Libraryをダウンロード/インストールしたいフォルダー開いてGitを起動します。マウスを右クリックし、Git Clone…を選択して、クリックしましょう。VTK ToolkitのURLとダウンロード先のフォルダー(例)は下記を参考にしてください。
URL: https://gitlab.kitware/vtk/vtk Directory: e:\VTK\vtk9 (例)
是非、Initial Installation >> Download through Git/TortoiseGit をご参照ください。
CMake Program Setting
VTK Toolkitをダウンロード出来たところで、CMakeプログラムを使ってVTKのCMakeファイルを作成しましょう。CMakeプログラムを開いて、ダウンロード先と実行ファイルのインストール先のフォルダーを下記に倣って入力します。
Where is the source code: E:\VTK\vtk9 (例) Where to build the binaries: E:\Program Files\vtk9 (例)
入力後に Configure -> Generate -> Open Project の順にボタンをクリックすれば、 Visual C++ が起動します。VTK Toolkit の CMake設定は標準のまま、変更するところはありません。
是非、Initial Installation >> CMake Program をご参照ください。
VTK Compilation with Visual C++
VTKプロジェクトが MS Visual C++ で起動したところで、「ソリューションのビルド(B)」を実行しましょう。「Debug」と「Release」の両モードでのビルドをお勧めします。このビルドには少々時間が掛かりますので、辛抱強くお待ちください。ビルドが正常終了されればOKです。
ビルドが終了した時点で、「LIB」と「DLL」フォルダーを確認しましょう。
LIB Directory (VTK installed directory..)\lib\Debug (例:E:\Program Files\vtk9\lib\Debug) (VTK installed directory..)\lib\Release (例:E:\Program Files\vtk9\lib\Release) DLL Directory (VTK installed directory..)\bin\Debug (例:E:\Program Files\vtk9\bin\Debug) (VTK installed directory..)\bin\Release (例:E:\Program Files\vtk9\bin\Release)
「LIB」と「DLL」ファイルをそれぞれのフォルダーに確認できればOKです。
是非、Initial Installation >> Visual C++ Compilation をご参照ください。
Environmental Parameter Setting
VTK Libraryファイルが確認出来ましたら、環境変数の設定を行いましょう。先ず、新規に VTK のインストール先フォルダーを親フォルダー(VTK_DIR)として登録します。続いて、「Path」を編集して、「LIB」と「DLL」のフォルダーを追加します。
環境変数の設定 VTK_DIR E:\Program Files\vtk9 LIB Directory %VTK_DIR%\lib\Debug %VTK_DIR%\lib\Release DLL Directory %VTK_DIR%\bin\Debug %VTK_DIR%\bin\Release
VTKの親フォルダーの登録は、先ずシステム環境変数(S)のウインドウから、新規(W)をクリックします。新に開いたウインドウの「変数名(N):」に「VTK_DIR」を入力、「変数値(V):」に「(VTK のインストール先フォルダー)」を入力します。
「Path」の追加では、「環境変数名の編集」ウインドウから「新規」ボタンをクリックして、「%VTK_DIR%\lib\Debug」「%VTK_DIR%\lib\Release」「%VTK_DIR%\bin\Debug」「%VTK_DIR%\bin\Release」を入力して、OKボタンをクリックすれば完了です。
是非、Initial Installation >> Environmental Parameter Setting をご参照ください。
如何でしたか。